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星を眺めた男たち。そのときの反応がそれぞれの人生を変えた

冬の寒い夜。
それは、ちょうどクリスマス前だったと思います。

僕は、起業を志している3人の青年と歩いていました。
お酒を飲み、彼らと語り合いました。

そして、その帰り道に僕はふと空を見上げました。

「あっ、星が綺麗だね」

1人は、まったく関心なさそうに雪道を見ていました。

もう1人は「進藤さん、なにロマンチックなこと言ってるんですか。そんなこと興味ないですよ」と言わんばかりの表情をしていました。

そして、最後のもう1人。
彼は、夜空の向こうを指差してこう言いました。

「進藤さん、あれは僕の星なんです。これから僕はその星に帰ります。いままでお世話になりました。さようなら」

僕だけが笑いました。

最初の2人は、彼の言葉など聞いていないようでした。
彼らは、すでに自分の世界に入って、ぼーっとしていたからです。

それから数年後。

最初の2人は、起業して間もなくうまくいかなくなり、結局廃業しました。
最後の男だけが、成功しました。
現在もなお活躍しています。

何のことはない数年前の光景。

いま思うと、そのときの光景に彼ら3人の未来が暗示されていました。
少なくとも、僕にはそのように思えてならないのです。

それから、また数年たちました。

僕は、あの日と同じように夜の雪道を歩いていました。
そのとき、メールが鳴りました。

「綺麗な満月」

ある人からのたった一言でした。
僕は、空を見上げました。

煌々と大きな満月が輝いていました。
つい数年前の3人の男たちと歩いた夜を思い出しました。

僕は、思います。

「感性」と「分かち合える」ことができなければ、なにも始まらないなぁと。
それは、ビジネスしかり、人を説得することしかり、人を魅了することしかり。

「綺麗な満月」

それは、たった一言かもしれません。

でも、それは満月を見て「あぁ、綺麗だなぁ」と思える感性があるということ。
これを「だれかに伝えたい」という分かち合いの気持ちがあること。
そして、伝えたい「誰か」がいること。

当たり前でしょうか。
いや、当たり前とは限らないですよね。

だって、あのときの3人の男がまったく異なる反応を見せたんですから。

綺麗なものを綺麗だと思える。
美味しいものを美味しいと思える。

当たり前のようで、当たり前でないこと。
自分のことに夢中になればなるほど、気づかないことがあります。忘れてしまうことがあります。

人は、反応がない人や反応が薄い人と一緒にいたいと思いません。
人は、感性が豊かで、一緒に分かち合える人が好きなのです。

わざわざ、嫌いな人と嫌な思いまでして分かちあいたいとは思わないのです。

あなたの今日の反応はどうですか?

今夜あたり、空を眺めてみてください。
そして、一番伝えたい誰かに、そっと伝えてみてくださいね。

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