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褒めるが媚びるになってない?人は言葉の裏にある下心を決して見逃さない

あなたの周りで、褒めるのが上手い人はいますか?

その人に褒められると、すごく気分が良い。
その日は嬉しくなって、やる気が出てくる。

たぶん、その人はあなたのことをちゃんと理解して褒めているのでしょう。

あなた自身も、その人に好意を抱いていたり、尊敬の念を抱いている。
だから、褒められて嬉しいんですよね。

一方、あなたの周りで褒めるが媚びるになっている人はいませんか?

あなたに何らかの要求があって、それを飲ませるために褒める人。
いわゆる下心がある場合ですね。

あなたに大変な仕事を引き受けて欲しい。だから褒める。
あなたに新しい商品を買ってほしい。だから褒める。
あなたをデートに誘いたい。だから褒める。

いろいろあると思います。

「ほんと素晴らしいですね」
「実に若々しいです」
「良い人ですね」
「とっても可愛いよ」

本来なら、嬉しいはずの褒め言葉。
でも、人はその言葉の裏にある下心を決して見逃さないのです。

僕は、いつも言います。

褒めるは「思わず出ちゃった」が一番嬉しい。
他意や下心がなく、思わず口を突いて出てしまったひとこと。

「この人は、ちゃんと自分のことをわかってくれているな」

だから、嬉しい。

たとえば、こんなことがあります。

「進藤さん、いつもお忙しいようで」
「いや、そんなこともないですよ」

「いやいやいや、ご活躍されていらっしゃるので」
「そうですか?」

「まぁ、ご謙遜なさらずに」
「……」

「顔ににじみ出ていますよ」
「はぁ…」

「ぜひ、今度食事でも」
「はい…」

「ところで、今日お願いにあがったのはですね…」

会社の研修やコミュニケーション講座で学んだのかもしれません。
でも、狙っているのが見え見えで、聞いているこっちが苦しくなってくるときがあります。

とりあえず褒めてさえいれば良い思っている程、相手の気分を害することはありません。

当たり前すぎることなのですが、褒めるというのは相手のためにすることです。
でも、嬉しくない褒め方をする人に限って、自分自身のために相手を褒めているのです。

実は、それは褒めるではなくて、媚びるになっているからなんですね。
媚びて自分を好きになってもらおうという魂胆。
自分の要求を飲んでもらおうと言う計算。

でも、それは逆効果なんですよ。

人は、媚びる人をもっとも嫌います。

人は、こう思います。

「この人は、自分のことを何もわかっちゃいない。騙されないぞ」

もし、あなたの前にこんな人がいたらどうでしょう。

「おう、なんだ?腹減った顔して」
「どんな顔ですか。そんな顔してないですよぉ」

「そうか。俺はお前の弁当なんか持ってないぞ」
「いや、それ期待してませんから」

「そういえば、こないだ遅くまであいつの相談に乗ってやったんだってな」
「あれ、ききました?」

「うん、聞いたよ。お前はそういうところあるよな。強がっているくせに、ちょっとだけ優しい」
「強がっているとちょっとだけが余計ですけど」

「そうか。でも、最近疲れが溜まってるんだろ?まぁ、人のこともいいけど、たまには自分のことも大事にしろよ」
「あっ、ありがとうございます」

「飯でも行くか。お前が腹減ってなくても、俺が腹減ったよ」
「ほんとはお腹すいてました。連れて行ってくれるんですか?」

「しょうがないけどな。お前だけ特別な」
「今度は、しょうがないけどが、いらないんですけど」

「冗談、冗談。さっ、行こう」

どうですか?

この会話には、いろんな要素が入ってますよね。

茶化しているようで、褒めてもいる。
そして、褒めるポイントはちゃんと押さえている。
それは、あなたを普段から見ていて、理解しているから。
また、最後には相手に気をつかわせないような誘い方をしている。

こっちのほうが、人間味がありますよね。

もし、こんな上司がいたら。
もし、こんな男性がいたら。
あるいは、あなた自身がこの人だったら。

惹きつける人は、褒めるから茶化すまで自由に横断できる人です。
要するに「振り幅」があるんですよ。

僕は、あなたにそんな振り幅のある人になってほしいのです。

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