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会話

出会いの瞬間。あなたはあなたのすべてを語ってはいけない

恋愛にも商売にもいえることがあります。

それは「人と出会った瞬間、あなたはあなたのすべてを語ってはいけない」ということです。

知り合った相手と、より親密な関係になりたい気持ちはわかります。
だからといって、最初の段階でなんでもかんでもさらけ出してしまうことは、決してあなたの魅力を引き上げることにはなりません。

むしろ、あなたの魅力を下げてしまうでしょう。

相手と一気に親密になりたいがゆえに、かなりヘビーな話をする人がいます。

「私はこんな男とつきあってきたの。その男はもう最低で・・・」

それをなぜか、いま気になっている彼に語ってしまう。

「俺はある方法で一儲けしたよ。その方法は大きな声では言えないんだけどね・・・」

それをなぜか、これからビジネスパートナーになりたい人に語ってしまう。

ときにその内容は、極めてグレーあるいはブラックで、笑えない話だったり聞きたくない話だったりするわけです。

「この人とは、ちょっと距離を置こうかなぁ・・・」

心に灯り始めた炎は、一瞬で消えてしまいますよね。

人は、自分をわかってもらいたくて過激な話をして興味を引いたり、辛い思い出を話して同情を誘おうとするときがあります。

確かに、それはある一定の人や場合によっては、功を奏することもあるでしょう。
でも、相手の心にその準備ができていないこともあるのです。

「相手に興味を持ってもらいたい」

そういうことが望みなら、すべてをさらけ出すのではなく、逆にあえて多くを語らない方がよいのです。

あなたはあなた自身のことを語らない。
ただ、相手の話に集中する。

その瞬間、あなたはミステリアスな人に見えるかもしれない。
あるいは、思慮深い人に見えたりするかもしれない。

「あの人とは話が合うなぁ。たくさん自分の話をしてしまった。あれっ?でも私はあの人のことをなにも知らないんだなぁ」

相手があなたと離れたとき、相手はあなたのことをもっと知りたいと思うようになります。

説明はできないけど、とにかく気になってしまう。
そんな状態が続きます。

そう、あなたは追いかけられなければいけないのです。
相手から求められる必要があるのです。

恋愛でも商売でもそうですが、大事なことは「相手の頭と心をどれだけ占有できるか」です。

それも「あなたと会っていないときに」です。

だから、あなたはあなた自身のことをすべて語ってはいけません。

「自分が、自分が、自分が」

そんな話をしたところで、結局その人の耳には何も入っていかないのです。
いや、場合によっては耳に入らないどころか、幻滅してしまってもう二度と会ってくれないかもしれませんよね。

人が寝ても覚めても考えていることは、残念ながら自分自身のことなんです。

だからこそ、どんな人でもこちらに耳を傾けさせる魔法の言葉があります。

その言葉こそ「あなた」なんです。

出会いの瞬間、あなたはすべてを語らないようにしましょう。

相手は、いまから夢を見ようとしているかもしれないのです。
あなたは、相手の夢を奪ってはいけません。夢から覚まさないようにしなければいけません。

言わなくてもいいことは、心の隅にそっとしまっておきましょう。

人は、聞きたくないことがあるのです。
人は、知りたくないこともあるのです。

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